緊急事態宣言が解除され、時間軸は以前の暮らしに戻りつつあるが、ニューノマルとなり、あらゆることが以前のように戻ることはもうない。残念だが、それが事実だ。

私たちは感染症の専門家の指導の下、できうる限りの感染対策を講じており、日々それを更新している。現場社員の負担は小さくないが、みんな本当によくやってくれています。こういう時はあーだこーだ言わずにサイエンスに対して素直に従うことが重要なのです。

高齢者の転倒事故を100%防ぐ方法が唯一あるが、それは「歩かないように制限する」こと。残酷なようだがこれしかない。この度、経済社会を生きる人類が経済を停止させ、stay homeを選択したことも同じである。

引き換えこそ決断

ARATAKA STAR HOLDINGSは6月5日に特別ボーナスの支給が決まりました。

介護現場はstay homeなんて言ってられませんので、社員はこの2ヶ月間、現場に立ち続けてくれました。お金がじゃぶじゃぶ余っているわけではありませんが、これで士気が高まりさらに良い仕事をやってくれるとなれば安いものです。社員は自身の健康と引き換えにしてくれたわけですからね。

そんな渦中に新しい支店をオープンした銀行がある。残念ながらセレモニーは中止となったが、5月18日に無事にオープンした。

「銀行は強いられて変わるのではなく、自ら変わらなければこの先はない。だから、支店のデザインから過去を捨てるべきだ。」そんな小生の生意気な一言からデザインをお引き受けすることとなったのだ。銀行はどうでもいいが、そこで汗を流す行員の笑顔が増えることを願う。

家にいろ。家で仕事しろ。と変えられるストレスは尋常ではないが、自ら変える爽快感はたまらない。どんな業種も変わっていくべきであり、COVID-19には適応していくべきだ。

私たちも11月オープンの新しい施設の準備をしているが、当然ながら過去をなぞるようなことはしない。キャリアとは過去のことではなく、明日をどう描けるかである。

私たちは『地域』を再定義します。