とある東京のトイレだ。一緒に入った人が「おしゃれなトイレだよね〜」と言っていたが、暗くて視認性が極めて悪い。「これはデザインではない。ただのおしゃれ気取りトイレだ」と思いながら緑色の水で手を洗った。
隣にある女性用トイレは赤いライトに包まれていた。
男性が緑で女性が赤…「デザインやってるのに、今どきその色をチョイスなん?」と思いながら…
性別が10種類ぐらいある時代。いや、性別がなくなった時代。
それによる心地よさも、不快感もないが、保育、介護、医療に関わる仕事をしている私たちは誰よりもそのリテラシーの高さが求められる。
コンサートに行った。この楽団でクラリネット奏者として活躍する社員が招待してくれた。
音圧がストレスを吹き飛ばし、鉄琴の高音が右脳の脳室あたりをマッサージしてくれる。
音楽を聴くと呼吸数が減り、深くなる。
いい時間だった。
株式会社あらたか 19期の本決算は過去最高業績となった18期の2倍となる見込みだ。
ただ、小生を含めてみんなが「ちゃんとやったもん。そりゃこうなるでしょう。」って感じだ。
もはや結果である数字は今更どうでもよく、「それより、次は何します?!」そんな姿勢に勇気づけられる。
小生にとっての関心事は会社の業績ではなく、社員のプライベートがいかに充実しているかどうかだ。
それができてこそ、経営は価値あるものと言える。
コンサートには演奏を聴きに行ったが、同時に彼の暮らしの充実ぶりを確かめたかったのかもしれない。
週末、医療法人 日々青々のケアマネジャーらが学会で神戸に来た。
三宮でみんなで食事をしながら死ぬほど笑い、語り合った。
決まった。
次にやること
やるべきこと。
私たちにしかできないことなんてない
でも、私たちだからできる「はじめて」はある。過去にもそうだったように…
「なんで看護師を辞めて、ケアマネジャーになったの?」小生のその問いに彼女はこう答えた。
「私、人が好きなんです。」
帰宅の道中、風呂、ベッドに入るまで、その言葉を幾度となく頭の中で繰り返した。
4月から20年目
その言葉を追う。