無事に新年を迎えることができました。「無事」…事らしきことが無いことの幸せを感じる日々ですね。お雑煮の白味噌の甘さと温かさがそれを確認させてくれます。
お正月であろうと、医療や介護を必要する方々がおられます。だから大晦日も元旦も働くスタッフがいます。百貨店で働く方などもそうですが、みなさんのお正月を楽しい時間にするために働く方々がいます。自分の時間が誰かによって成り立っていることを忘れてはいけませんね。
年始は会社に行き、自分の部屋でいつものことした。また、比叡山にもいつものことをしに行った。
占いや運勢などは気にしたことがない。どうでもいいと思っている。ただ、自分の心が整っている、いないは自分でわかる。整っていないわけではないが、整いきっていなかったので、独り比叡山に登った。
大好きな酒井大阿闍梨の肉体はもう存在しないが、やはり心は整った。気温はマイナス4度だが、その寒さが小生の言い訳を許さず、潔さを教えてくれる。
お参りをしてから、極寒の中で本を読んだ。呼気の白さで文字が消える。ただ、恐ろしいほどに集中できる。時々やる「変態読書」だが、脳の隅々まで冷気が行き渡り大脳を洗ってくれるのだ。
この年末年始で本を5冊読み、映画を5本観た。相変わらずのインプット病だ。ただ、今年は大脳が冴えている。経営者は体力が必要だが、鍛えるべきは脳だ。
そして、今年は新しい靴でスタートしたかった。より高くジャンプができるように大好きなAir Jordanを選んだ。
創業以来、最もタフな一年となるだろう。
興奮で身体が震える。止める必要のない震え。