みなさん、このドキュメンタリー映画をご存知だろうか?あるアーティスト夫婦の日常を綴った作品である。



夫 篠原有司男    妻 乃り子

この映画を観た当時、これこそがラブストーリーだと思った。それ以来、お二人のファンになった。

お二人ともに、ニューヨークを拠点に活動するアーティストなので、なかなか会うことができない。ただ、ゴッホやピカソはこの世にいないので会えないが、ニューヨークであれ、生きているなら会える!と思ってきたのです。しかし、新型コロナが発生し、ニューヨークなんて…

有司男の本名は牛男なので、みんな「ぎゅうちゃん」と呼ぶ。

ぎゅうちゃんの代名詞はこのボクシングアートだ。 

もちろん、作品も素晴らしいが、何よりぎゅうちゃんに興味がある。

どうにかして、会えないものか…だってもう90歳になる…時間がない。

そう思っていると、昨年末にチャンスが巡ってきた。

個展開催のために来日するとの情報。

決めた、行くしかない。

“はじめまして、ぎゅうちゃん。中村です。”

“え?中村くんて言うの?何しにきたの?それより俺の作品はどうだい?”

“もちろん素敵ですよ!何点か譲っていただきますよ。”

“え?買うの?ホントに?中村くん、すごいじゃん!ありがとう!おーい!のりこー!中村くんが買ってくれるってー!!”

それがぎゅうちゃんと交わした初めての言葉だった。

それから立ったまま、30分ほど話をした。

そして仲良くなった。

セクシーで優しい、乃り子さんとも会えた。

“まぁ、クレイジーに頑張んなよ!”と言いながら、ぎゅうちゃんがMacにサインをしてくれた。

そして数ヶ月経過し、購入したぎゅうちゃんの作品の1つが額装されて、officeに届いた。

Black on white

ぎゅうちゃんに会ってこそ、この作品の価値がわかる。会って談笑したあの時間と作品を大切にしたいと思う。

お二人のラブストーリーは継続中でした♡