2020.07.10あらたか
私たちは普段の食事のなかで物を飲み込む動作をあまり意識せずに行っていますが、加齢とともにその嚥下機能は衰えます。
そして、いつの間にか低下していた嚥下機能が誤嚥につながり、高齢者の死因構成割合が最も高い「誤嚥性肺炎」の引き金となります。
誰にでも起こりうる「老嚥」−−その兆しを早期発見できる介護予防ロボット“nomuno”の特許を取得いたしました。
測定手順は至って簡単。被験者の喉に集音マイクを当てた状態で3ccの水分を飲み込み、瞬時にその音声をコンピューターが解析、記録します。現在250名近くの利用者さまを対象に4か月に一度、伊丹市と垂水区にあるme-boi(介護予防)施設で測定を実施しています。
検査には専門家は必要ありません。誰でも短時間で測定できます。今まで発見が困難であった原因が可視化され、me-boiではより革新的な介護予防支援の提供が可能になったのです。