2025.07.28Toyroro

願い星、きらめくプラネタリウム @伊丹

童謡『たなばたさま』は、その名の通り七夕にまつわる祈りが込められた素敵な歌です。歌詞中には聴き慣れない言葉も多いですが、子どもたちの歌声にそっと耳を傾けていると、夜風に揺れる笹の葉や星空といった美しい情景が浮かんでくるようです。
なかでも「おほしさまきらきら」のフレーズは子どもたちのお気に入り。小さな両手をひらひらさせて口ずさむ姿はとっても可愛らしいです。最近は「きらきら」という音の響きや輝くものに関心を抱いており、今回の七夕には“星”や“キラキラ”をたくさん散りばめてみました。

イベント当日には、子どもたちが制作した『星飾り』も笹に加わります。水性ペンと霧吹きで滲ませた作品は、色が混ざり合い綺麗なマーブル模様となりました。飾っていくなかで自分の短冊が読み上げられると、照れ笑いを浮かべるキッズの姿も見られました。

イベントでは、初めて『プラネタリウム』遊びをおこないました。
大きなマットの囲いの中に集まり、お部屋を暗くすると、私たちが回す投影機の中からライトに照らされ、うっすらと浮かび上がる色とりどりの何かの形。それを身を乗り出して見守る子どもたち。ベストなかたちに投影されるまで試行錯誤していると……「ほしかな?」と声が聞こえてきました。壁に照らされた星を見つけて指差ししたり、近づいてタッチしてみたり――触っても消えない星に、不思議そうな表情を浮かべるキッズたちでした。

「今度は自分たちで色を照らしてみよう」と、カラフルなライトが登場。壁や床、天井に向けて照らし合い、鮮やかなライトの光に目を輝かせていました。次第に色が混ざり合うことに気づいたキッズもいて、ライトを貸し借りしながら遊ぶ姿もありました。