2025.05.21GOALZ

「55年ぶりに月の石と再会」——大阪万博で広がる笑顔と交流

今回で6回目のGOALZご利用となるOさまと、大阪・夢洲で開催中の万博に行ってきました。

Oさまは1970年の大阪万博にも6回通われたご経験があり、当時高校生でESS部に所属し、部活の課題で外国人にインタビューするなど、貴重な交流をされていたそうです。特にアメリカ館で見た「月の石」は強く印象に残っており、今回「また見られるならぜひ行きたい」と強く希望されていました。

当日は快晴――。
混雑の中、車椅子の貸出はありつつも、「できるだけ自分の足で歩きたい」と、Oさまご本人の希望で途中まで歩かれました。
アメリカ館では、科学技術の発展や宇宙開発の展示を経て、念願の「月の石」と再会。
「55年ぶりにまた見られるとは…思ってもいませんでした」と、しみじみと感動されていました。

その後はドイツ館へ。
環境に配慮した展示を見学後、本場のソーセージと一緒にドイツビールを堪能。閉館が近づく頃には、ドイツ人スタッフたちもビール片手にフレンドリーに接しており、Oさまも得意の英語で会話を楽しまれていました。「木製リングや月の石もよかったけど、一番心に残ったのはここでの交流」と話され、まさに“人と人”がテーマのGOALZを体現する時間となりました。

「万博はやっぱりお祭りのようで楽しい。ぜひもう一度来て、ベルギー館でワッフルを食べたり、大屋根リングに登ったりしたい」と、次の目標も明るく語ってくださいました。
実施前は不安もありましたが、デイサービスでも「楽しかった」と話されていたと聞き、実行できて本当によかったと思っています。