2023.12.05Toyroro
11月9日は消防庁が制定している “119番の日”。この日は消防への正しい理解と認識を深め、防災意識の高揚を図ることを目的とされています。また、毎年この時期には“秋の火災予防運動”も行われ、全国各地で訓練や出火防止啓発活動が展開されています。当園でも子どもたちに消防について身近に感じてもらえるよう、近隣の「伊丹西消防署」まで庁舎見学に行きました。
到着後、まず消防士さんと朝の挨拶を交わして見学が始まりました。説明をしてくださる消防士さんにちょっぴり緊張気味な子どもたち。気さくにお話しを進めてくださるおかげで、次第にその表情は和らいでいきました。
初めに消防車の側面が開かれ、車両に搭載している色々な備品を見せてもらいました。中でも何重にも巻かれた水を出すホースの装置は、見た目からもずっしりとした重さで、私たちと一緒に持ってみました。予想以上の重さに驚き、「おもい!おもい!」とつぶやき、付属するレバーまでも持たせてもらい喜んでいました。次に様々な色のついた用具が登場し、どこからともなく色当てゲームが始まります。子どもたちは消防士さんからの問いかけに口々に色の名前を当てていきました。
消防車の助手席や救急車の扉が開くと、普段見ることができない内部に興味津々。実際に座らせてもらうと、窓ガラスに映る自分の姿に不思議そうにしながらも、向こう側で手を振る私たちに笑顔を見せてくれました。中には物怖じせず入っていくキッズもおり、 “いいぞ!”と消防士さんから声をかけてもらう場面も見られ、和やかな雰囲気に包まれました。
はしご車の前に案内されるとその圧倒的な車体の大きさにびっくり。軽々と車体の上へと上がった消防士さんから、みんなも登ることを提案されると、高いところが大好きなキッズはさっそく走って向かって行きました。子どもたちにとってはなかなかな高さではありましたが、お友だちや私たちからの呼びかけに手を振る余裕も見られ、そこから見えた景色はきっと格別だったのではないかと思います。