Let's make fresh mixed juice @甲子園口

ミックスジュースを作るにあたって、キッズたちと一緒にジュースに必要なフルーツの買い出しからはじめました。
スーパーに入ると早速、買い物リストのひとつの「柿」が見つかりました。しかし子どもたちの目線では見えにくい位置にあったため、私たちから柿があることを知らせ、二種類ある柿の好きな方を選んでもらい、肩から下げている“どんぐりのカゴバック”に入れてもらいました。次に「みかん缶」を探します。
ところがみかん缶がなかなか見つからず、お菓子コーナーにみんなで寄り道―。その際「このおかしがいい！」「チョコレートもあるね」とお菓子の話で盛り上がる子どもたち。そしてふとレジの方へ視線を移すと、みかん缶はそこに……。残すは「牛乳」です。
牛乳置き場を見つけた子どもたちは、パッケージングのイラストに注目します。「うしさん、おおきいねぇ…」「モーモーいるね！」など、普段はそこまで注目しないパッケージングに私たちも子どもたちの目を通して見ていました。
最後はお支払い。「お金は誰が渡してくれるのかな？」と声を掛けると、全員が「やりたい！」と元気いっぱいに答えてくれました。お金を受け取ったキッズは「どうぞー」と店員さんにお金を手渡し、購入したフルーツをカゴバックに入れて保育園に帰ります。帰る途中もカゴバックの中が気になるようで何度も嬉しそうに覗いていました。

買い出しの翌日は、待ちに待ったジュース作りの日です。
私たちがフルーツの皮を剥くなど準備に取り掛かかると、その様子をキッズたちは興味深く見つめます。そして小さく切った柿やみかん、バナナ、りんごを並べ、キッズたちに選んでもらうことに……。普段使わない大きなスプーンを使って一人ひとり慎重にミキサーの中にフルーツをたっぷり入れてもらいました。ミキサーの中に十分なフルーツが詰まると、次はボタンを押してもらいます。キッズたちはミキサーの大きな音に驚くことなく、何度もボタンを押してグルグルと混ざる様子を繰り返し楽しんでくれました。

ミックスジュースが仕上がると、みんなで輪になって座ります。そしてみんなで作ったミックスジュースを手にしていただきます。「おいしいね」「ミカンはいってるよ！」とお友だちと楽しそうにしている姿や、私たちにも気遣って「先生は飲まないの？」と声をかけてくれるなど、優しい一面を見せてくれました。秋の味覚を共有して楽しんだり、味わったりすることができました。