2023.11.13あらたか

【hanare伊丹】初の作品展「秋」

秋といえば「芸術の秋」「食欲の秋」「読書の秋」「スポーツの秋」と、色々連想があります。hanare伊丹(小規模多機能型居宅介護)では、「芸術の秋」にちなんだ"初の作品展「秋」"を開催しました。

●壁画アート
ちぎり絵で赤とんぼが飛び交うコスモス畑、画用紙で作った月夜に散りばめられた紅葉、紫色のお花紙を水に浸して固く絞った小さなボールを集めて作った葡萄畑。一つひとつのパーツを丁寧に貼り付け、秋の風景をダイナミックに表現しました。

●ステンドグラス
1枚ずつ型抜きした黒い画用紙に、赤・青・緑・黄色のセロハンを貼りあわせ、ガラス窓いっぱいに飾りつけ。陽光を浴びることで床にそれらの影や色が映り込み、部屋全体に広がる作品になりました。

●個人作品展
和紙を貼り、季節の花をあしらった「貼り絵」、絵の具をスポンジに付けて画用紙にポンポン描く「スポンジアート」、色々な柄の千代紙で作った眼鏡ケースやティッシュボックス、そして書道。一人ひとりの個性に溢れた作品が並びました。

1ケ月以上前から意見を出し合いながら準備に取り組んできた初めての作品展。
介助が必要な方もスタッフによるフォローで全利用者さまが作品を作り上げました。その集大成をご家族さまにもご覧いただきたく、hanare伊丹にご招待したことでたくさんの方々にお越しいただくことができました。
作品につけたキャプション(説明文)を読みながら「おばあさん、すごいね。こんな細かい事できるのね」「カラフルでキレイ」「うまいことできたね」「昔よく作っていたことを思い出しました」などといった感想をいただきました。その様子をみた利用者さまたちは、すこし照れくさそうにも嬉しそうでした。また、「見に来れてよかったです」「想像以上でした」「またイベントがあったら呼んでくださいね」と、私たちスタッフにも嬉しいお言葉をいただきました。

作品作りにおいては、指先を動かす事で脳の活性化を図り、完成した時の達成感や生きがいを感じる事ができます。今後も利用者さまの個性を引き出せるようなイベントを、そして、ご家族さまには感動を味わって頂けるようなイベントを開催していきたいと思います。