2023.09.29あらたか

【hanare宝塚】「敬老の日」のお祝い

9月15日、「hanare宝塚(小規模多機能型居宅介護)」では敬老の日をお祝いしました。
ハッピーマンデー法の下で、今年は18日の月曜日が敬老の日となっていますが、以前は敬老の日といえば9月15日でした。スタッフが「みなさまに馴染みのある9月15日でお祝いします」と言うと「そうだったよねぇ」と皆さま口々に頷いていました。

「hanare宝塚」をご利用いただいている利用者さまの中で、最年長の方は昭和2年生まれのIさまです。幼少期から日本舞踊を習い、長年にわたり踊りのお師匠様として後進を育ててこられました。最近では一人になる不安感が強く、スタッフへ頼りがちになることもありますが、今日という日は「hanare宝塚」の代表として記念カードを受け取り、立派なご挨拶をしていただきました。その矍鑠(かくしゃく)とした姿は、師匠としての風格を感じさせてくれます。

メインのイベントは、ずらりと前に並ぶ景品を目指して行われる「ビンゴ大会」です。配られたビンゴカードとにらめっこしながら数字を探す皆さまの目は真剣そのもの。景品はすべて工作グッズで、もちろんそれらをお渡しするだけではありません。後日、スタッフと一緒に作品を仕上げていきます。作品を作る際には、アイデアを出し合いながら頭を悩ませることもあります。それはスタッフとご利用者さまだけの特別な時間。私たちが大切にしているのは、そんな自然体で深い「親しい」関係なのです。

さて、ビンゴゲームが終わるとお待ちかねの「おやつタイム」です。この日は近隣の「カフェモチャ」さんの“台湾カステラ”を特別にご用意しました。遠方からもこのカステラを目当てに訪れる人がいるほど、その評判は高いです。そっとフォークを差し込むと、まるで赤ちゃんの肌のような柔らかさ。「ふわふわ!」「やっぱりお店のケーキだけあっておいしいね」と大好評でした。また「楽しかった」「ここに来ると時間があっという間やわ」とおっしゃる皆さまの笑顔は、この日の青空のように晴れやかでした。