2023.07.10GOALZ
当社のteon垂水(訪問看護)とARC(通所介護)をご利用中のSさまから、「友人とパターゴルフがしたい!」というご要望をいただきました。
Sさまは、友人とのゴルフや年に数回の旅行など余暇活動を楽しまれる方でした。しかし、脳梗塞発症後は後遺症やコロナの影響もあり、外出機会が大幅に制限されてしまったのです。それでも「またゴルフをやりたい」という切実な思いをお持ちでした。そこで、はじめてGOALZを利用されてパターゴルフを楽しんでいただきました。
その経験からSさまは自信をつけられ、ご近所の方々と一緒にグランドゴルフにも参加されるほど活動的になられました。そして今回は、「友人とパターゴルフに行きたい!」という要望がありましたので、Sさまと同じくARCを利用されている仲の良いAさまに声をかけてみました。すると「行ってみたい!」と快く承諾してくださりました。
そんなAさまの趣味も同じくゴルフで、以前は仕事仲間や友人とゴルフに出掛けるほどゴルフが彼の生きがいでした。しかし数年前の脳梗塞の影響により、Aさまの活動範囲も狭くなってしまわれたのです。
今回のGOALZが決まってからは、お二人とも芝生での歩行を考慮し、不整地歩行練習や素振りの練習などに取り組まれ、その日をとても楽しみにされているご様子でした。
初心者のスタッフに対しては、打ち方など身振り手振り教えてくださりました。お二人とも経験者であるため丁寧かつわかりやすく、スタッフの技術力は驚くほど向上。おかげでスタッフも楽しい時間を過ごすことができました。そして、お二人とも疲れを感じることなく18ホールを見事にプレイされました。「やっぱりゴルフは楽しい!」――と満面の笑みを浮かべながらおっしゃっておられたのが印象的で、私たちスタッフも開催できて良かったと心から思いました。
パターゴルフの後は、喫茶店に移動してお茶会です。
お二人は本日の思い出話をしたり、ゴルフのアドバイスを私たちにしてくださったり、楽しい時間を過ごしました。また次回以降のパターゴルフ参戦にも意欲的で、「次はチーム戦をやりたい!」と話されていました。
お二人は今回のGOALZを通して、ARCとteonを利用しながら次の企画を自ら計画したり、さまざまな「やりたいこと」の話が出てくるようになりました。これらの活動がリハビリへの意欲を高め、新たな目標に向かって取り組んでいかれるように感じます。
私たちの「GOALZ」がこうした変化のきっかけとなり、当社にとって不可欠なサービスであることを実感することができました。