2023.05.01あらたか

【hanare宝塚】春のお茶会

今年の桜は散ってしまいましたが、花水木やツツジなどが目を楽しませてくれる新緑の季節に、hanare宝塚(小規模多機能型居宅介護)では「春のお茶会」を開催しました。もう使わないからと、立派な茶道具を提供してくださったのはスタッフのお母様。大切に箱にしまわれていたお道具に、スタッフ一同感嘆の声を上げました。そして、「お茶会をしよう!」という話になったのです。

お茶のことは何もしらないスタッフにかわって、ご利用者の皆様が教えてくれました。茶道を習っておられた方も多く、「お湯は80℃くらいね」「泡を中央に寄せるように茶筅を引き上げて」と頼もしいアドバイスをくださり、お茶をたてる姿は凛として清々しく感動的でした。せっかくの機会なので、スタッフが祖母から譲り受けた着物を着て記念撮影もしました。皆様には好きな着物を選んでいただき、久しぶりの着物に笑顔があふれました。
大切にしまわれていたお道具や着物が、時を経て皆様の笑顔に引き継がれていき、ご利用者様のはつらつとした姿は、陽にあたる青葉のように輝いていました。