2022.09.23Toyroro

お月見 @甲子園口

秋の豊作に感謝し、澄んだ夜空に浮かぶ月を愛でる十五夜のお月見。当園では、食育としてまん丸お月様みたいなお団子作りのクッキングをしました。

寒天粘土や絵の具、ダンゴムシやアリなどの虫たち、トマト、オクラなどのお野菜。毎日、好奇心いっぱいに様々なものに触れ、その感触からたくさんの刺激を受けているキッズたち。お団子はどんな感触なのかな? 粉がまとまっていく面白さを感じてもらうため、子どもたちには生地作りから体験してもらうことにしました。
イベント当日、テーブルについた子どもたちの前には、一人ひとつ、お団子の材料であるお豆腐と白玉粉が入った袋が用意されていました。袋の上から材料を触って、中身を混ぜ合わせていきます。指先を使い、お豆腐を少しずつ潰すように触る子、豪快にギュッと袋を握りしめる子、中にはどんな感触なのかが気になって、袋を開けて触ってみようとする子もいて、混ぜ方ひとつをみても、それぞれの個性が表れていることが感じられました。

生地の感触を味わった後、0歳児の子どもたちには職員が目の前でお団子にするのを見てもらいましたが、1,2歳児は自分でお団子を丸めることに挑戦。まとまった生地を袋からお皿に移し、ちぎってから両手のひらや机を使って丸めていきます。私たちも少し手伝いましたが、しっかり丸くしようと意識して手を動かしていました。「コロコロ~」「みてみて、いっぱい!」と嬉しそうに見せてくれたお団子は、食べることが大好きなキッズたちだからでしょうか、心なしか大きめサイズな気がしました。

クッキングで作ったお団子はおやつにいただきました。子どもたちに、みたらし・きな粉・サツマイモ餡の三種類の中から自分の食べたい味を選んでもらい、それぞれの“本日のおやつ”が完成しました。何味にしたの?と自分のお皿と見比べながら、お話が弾みます。きっと僕、私のお団子が一番! と感じてくれていたのではないかと思います。