2024.03.07あらたか
寒さもまだ残る3月3日。
「hanare伊丹(小規模多機能型居宅介護)」では皆さまの幸せを願い、ひな祭りイベントを開催しました。
朝から今日はひな祭りだねとお話しされ、「わたしがいつも飾るの」「生まれた時に買ってもらったの」と皆さまから笑みがこぼれていました。
「今日のお昼ごはんはちらし寿司ですよ」と伝えると大盛り上がり!
いざ昼食の時間になり、おしながきを添えると皆さま嬉しそうに手に取られ、とある利用さまは「今日のごはんは誰が作ってくれたの」と――。「あの人ですよ」とスタッフを指すと、そのスタッフへ向け何度も「ありがとう」と仰ってくださり、心温まるひと時となりました。その後、可愛くトッピングされたデザートにも再び大盛り上がり。幾つになってもデザートは別腹です。
一息ついたところでひな祭りをテーマにした「クイズ大会」が始まります。
難問もあるなか、じっと考えている方やピンと手を挙げ答える方、ニコニコと周りの様子を眺める方と様々です。
ここでクイズをひとつ。
【ひな祭りは厄払いの行事として生まれましたが、昔はどんな風に厄払いをしていたのでしょう】
答えは、【川に流す】です。
ひな祭りには女の子の美しく健やかな成長を願うという意味が込められています。ひな人形を飾るのも、流し雛の風習のように、女の子穢れを人形にうつし、身代わりとなって厄災を引き受けてもらうという意味があるのだそうです。利用者さまもスタッフも「へえ、そうなんだ!!」とまん丸に目を合わせ、また雛壇を飾っていた当時の思い出話に桃色の花が咲くのでした。