2024.02.29あらたか

【hanare宝塚】邪気を払い、福を願う

「hanare宝塚(小規模多機能型居宅介護)」では、2月に節分のイベントを行いました。
昨年の節分では、当社のスタッフが姫役として参加し、姫を襲いに来た鬼を利用者の皆さまが退治するという設定で豆まきを行いました。しかし今年は、鬼が直接、利用者さまに襲いかかる設定です。

誰かの「鬼は外!」の掛け声で豆まきがはじまりました。
利用者さまたちは、スタッフが驚くほど大きな豆(新聞玉)を鬼に投げつけます。普段はとても物静かに読書に没頭されている紳士Tさまや、ヨガマスターで背筋まっすぐスタイル抜群なYさま、最近では不穏が強く笑顔が減ったAさまなど、皆さんが大声を出して笑いながら繰り返し豆を投げ続けます。そして、鬼は退散。そして鬼を払い除けた後は、「福は~うち~!」と、そっと優しく、にこやかにフロアに豆を撒きました。

節分は一般的に「邪気を払い、無病息災を願う」行事ですが、ここでは「邪気を払い、福を願う」というようなスタイルが見られました。隣にいたMさまから「あなたにも、みんなにも、福が来たら、ええねぇ」という言葉が寄せられ、はっとさせられたほどです。
利用者さまにとって「この場所が自宅の“離れ(hanare)”のような、安心できる場所になりますように」と、そう願う私たちの心を温め、癒やしてくれるのは、いつも利用者の皆さまからです。

――hanare宝塚に、みんなに、福が訪れますように。