映画館でブルースリーの映画を観たい！

GOALZの常連となるO氏から「映画館でブルース・リーの映画を見たい！」とのリクエストをいただきました。訪問看護の屋外歩行練習中の会話の中で、現在、全国の映画館で開催されている「ワールド・ブルース・リー・クラシック2023」の話題になりました。大のブルース・リーファンである大山さんですが、この情報はご存知なかったようで、ぜひ映画館のスクリーンで見たいとご希望されました。
お話を伺ったところ、学生時代に日本拳法部で汗を流していた頃に日本で大ブルース・リーブームが到来し、彼の技の研究も兼ねて同じ映画を三回は見たというお話でした。これを聞き、是非スクリーンでブルース・リーのアクションを観て最高の思い出にして差し上げたいという思いから、今回の企画が立ち上がりました。

当日の天気は快晴。神戸国際会館の映画館まで車で向かい、駐車場から映画館までは車椅子で移動し、映画館内は杖を使用しました。慣れない初めてのトイレでも安全に使用できた姿を拝見し、普段の練習の成果を実感できました。また映画館ではハンディキャップ割引が本人と付添人に適用されることや、車椅子のまま映画を鑑賞するスペースが用意されているなど、私自身も勉強になることが多くありました。
今回、鑑賞した映画は『死亡の塔』というブルース・リーの最後の作品で、O氏もこれまで見たことのない作品だったようです。香港映画らしい豪快なアクションを堪能し、スクリーンに映るブルース・リーを観て「学生時代を思い出しました。やっぱりスクリーンで観るのは最高ですね！また身体を鍛えたくなりました」との感想をいただきました。
これからも利用者さまの「やりたいこと」「やってみたかったこと」「身体が不自由になって諦めていたけどやっぱりやりたい」という想いを実現するお手伝いをしながら、最高の思い出を一緒に作っていきたいと思います。