2023.06.08GOALZ

カラオケボックスで石原裕次郎の歌をうたいたい!

GOALZ経験者のO氏から、新たなリクエストをお受けしました。それは、カラオケボックスに行って思う存分、石原裕次郎の歌をうたいたい。そしていつか、友人と行きたい――とのこと。
O氏は、年を重ねてもできる限り自分で身の回りのことを行えるようにと、当社のteon垂水(訪問看護)とARC垂水(通所介護)をご利用いただきながら、近隣のコンビニエンスストアへの歩行練習や買物、室内での家事の練習に日々、励んでおられます。

ARCでのリハビリを終えた後、O氏を車でお連れして近隣のカラオケボックスに到着。カラオケボックスの雰囲気に驚きながら(ロボットが食べ物や飲み物を運んできたり、内装など)、カラオケタイムがスタートしました。
O氏は、念願の石原裕次郎の歌はもちろんのこと、フランク・シナトラの『マイウェイ』やジェリー・ロンドンの『想い出のサンフランシスコ』なども熱唱されました。流暢な英語の発音での歌声は、現役時代に翻訳の仕事をされていたO氏の姿を運んでくれたように思います。またO氏からアリスやテレサテンの歌をうたってほしいというリクエストが私たちにありましたので、その日のために練習し、恥ずかしながらご披露させていただきました。

大いに盛り上がった時間は、あっという間に過ぎ去り、「最高に楽しかったです!またみんなで行きましょう!」と喜びの声をいただきました。実際、私たちスタッフもとても楽しかったです。
そして帰り際には、カラオケ店の予約方法を店員に詳しく聞いておられたので、今度はご友人と一緒にいかれるのではないでしょうか。それがO氏の一番の希望であり、今回のGOALZで自信に繋がったように感じます。また、狭い室内での移動も考慮して、横歩きのリハビリを集中的に行ってきたのですが、その成果もみられたことが大きな収穫となりました。

体が不自由になっても「やりたい」「行きたい」と思っておられる方は多いはずです。ただ「誰かに迷惑をかけてしまう」というお気持ちがあると、口に出せない方もいらっしゃると思います。私たちはそのような方々の気持ちを察して、私たちならサポートできます、やりたいことを実施しましょう!――とお声掛けしていきます。