2022.01.25Toyroro

お正月遊び @伊丹

新年の訪れを祝い、一年の健康と幸せを願う日本の伝統行事「お正月」。
家族でおせち料理を食べたり、初詣に出かけたり、年賀状やお年玉といった日本ならではの風習は、現在に至るまで広く浸透しています。

また凧あげやコマ回しなども、古くから親しまれてきたお正月の遊びです。このように昔から伝わる遊びのことは「伝承遊び」と言われており、世代を超えて受け継がれてきました。地域によって遊び方に違いがあったり、時代の流れとともに少しずつ変化が生まれたりするところも面白さと言えます。

今月、当園でも「お正月遊び」のイベントがおこなわれました。床一面に広げられた迷路のような光景に、目を輝かせていたキッズたち。その正体は「巨大すごろく」です。
もともとは奈良時代に中国から伝承された「すごろく」。ルールが簡単で大人数でも楽しめること、加えてその年の「運だめし」の要素も含まれていることから、お正月遊びには欠かせない遊びとなっていったようです。
お友だちと二人一組で大きなサイコロを振り、出た目と同じ色のマスまで、私たちと一緒に進んでいきます。マスまでの通り道は、電車が走る線路のようになっていて、キッズたちの心をさらにワクワクへと加速させているようでした。

それぞれ“おんぶ”や“ひこうき”などの「触れ合いをおこなうマス」、一人一つずつ気に入ったパーツを選び全員で完成させる「福笑いのマス」、今年の干支にちなんだ「虎のポーズをとるマス」など、描かれたイラストに沿って順番に達成していきました。
触れ合いの場面では積極的にお友だちとスキンシップを図ったり、ゲーム中に同じペアの年下のお友だちを思いやったり、遊びの中でキッズたちの絆の深さを垣間見ることができました。